理学部生物科学科(高分子機能学)では、本学1年生向けの研究室見学会を行っています。2023年11月10日(金)は、生物情報解析科学研究室で見学会が開催されました。5名の1年生が参加し、菊川 峰志 准教授(先端生命科学研究院)が研究室を案内しました。
生物情報解析科学研究室では、光に反応して働く「光受容タンパク質」を研究しています。タンパク質は生物の体内でさまざまな働きをしています。決まった順序で形を変えて働く様子は、まるで機械のようです。光受容タンパク質は形が変わると色も変わるので、色を測定すれば形の変化を追うことができます。
菊川准教授の案内で、参加者たちは測定装置が並ぶ実験室を見学しました。中には手作りの装置もあります。装置を自作して電気的な測定を行うのは、生物系の研究室では珍しいそうです。
研究室の先輩学生とも交流しました。1年生からは「学科や研究室を選んだきっかけは?」「研究室配属後に留学はできるか?」などの質問が出ました。すでに他の研究室を見学した1年生もいて、進路について真剣に考えている様子がうかがえました。