吉川 一歩
ソフトマター専攻・博士後期課程・1年
蛋白質科学研究室
先端生命科学研究院・生命科学院では所属の学生に対する「スキルアップ支援」を実施しています。
対象は、「MC-DC一貫短縮修了コース(※)」の学生、及び、生命科学専攻(生命融合科学コース)及びソフトマター専攻の博士後期課程(DC)への進学を希望する優秀な博士前期課程学生(MC)・理学部 生物科学科(高分子機能学専修)4年生です。学生の研究能力向上のため、学会参加などへの支援を行います。
※生命融合科学コースまたはソフトマター専攻に所属する優秀な学生を対象として、標準修業年限(MC 2年、DC 3年)を短縮(MC 1-1.5年、DC 2-2.5年)しての博士学位の取得を目指すコース
支援を受けた学生によるレポートを紹介します。
学び直すきっかけに
研究を進める中で、統計学の知識は不可欠になります。私は学部1年生の時に統計学の講義を履修していましたが、研究を始めてから、知識の本質的な理解に勉強不足を感じることが度々あり、今回スキルアップ支援を通して、学び直す機会をいただきました。
基本的な確率変数の話をはじめ、推定や検定、線形モデル等が範囲に含まれている統計検定2級の対策講座を受講することにしました。実際に研究や社会でどのように活用できるか、を考えながら理解を進めるように意識しました。今、再び学ぶことで、以前とは違った視点で前向きに学習に取り組むことができた点が良かったと感じています。
また統計や、専門分野であるアレルギー関連の書籍購入も支援していただきました。実験は欠かせないものですが、知識をインプットする時間も大切にしたいと思っています。
研究を進めることに集中しすぎると、他のことに目を向ける余裕がなくなってしまうことがありますが、少しでも時間をとって何かを始めてみることも大事だと感じます。スキルアップ支援はチャレンジの良いきっかけにもなると思いますので、是非活用してみてください。
