海外で自分の研究室のテーマ世界の最先端だと知る

早川瞬|生命科学専攻・博士後期課程・2年生(当時)
2015年3月23日~2015年3月26日/アメリカ

世界中から化学分野の研究者が集まるアメリカ化学会がアメリカ・コロラド州デンバーで開かれ、私も参加してきました。

自分の研究分野であるCarbohydrate Divisionでは著名な研究者の口頭発表を聞くことができ、最新の実験技術やアイデアについて学ぶことができました。ここで得られたトピックスは帰国してから研究室でディスカッションしたいものばかりでした。驚いたのは、私の所属している研究室のテーマが世界の最先端に位置しているということでした。

会場には世界中の研究者が集まり、ディスカッションが行われました。

私のポスター発表は、午後7時から9時という短い時間ではありましたが、10人以上の教授や大学院生とディスカッションすることができました。海外に留学中の日本人の方からは貴重な留学体験を聞くこともできました。

発表には糖鎖の研究をしている人、有機化学に興味がある人などさまざまなバックグラウンドを持っている人たちが来てくれて、一様に私の研究結果に驚いてくれました。そのため、自分の研究の方向性や実験結果にとても自信を持つ機会となりました。

様々な分野のポスターが大きなホールに集まり、活発な議論が行われました。

今回、ポスター発表をしてみて、口頭発表よりも密なディスカッションができてように思います。聞きに来てくれた人のバックグラウンドや反応を見ながら、同じ内容でも言い方や説明を変えて発表することができました。英語能力はもちろん、コミュニケーション力も向上したと実感しています。

今後は、このような経験を後輩とシェアして、研究室全体としても意義のあった学会参加経験にしたいと思っています。機会をくださった先生ならびに応援してくれた研究室のみなさんにとても感謝しています。