学会発表から得られた学び


平井 芙実
ソフトマター専攻・修士課程・1年
蛋白質科学研究室

 

先端生命科学研究院・生命科学院では所属の大学院生に対する「スキルアップ支援」を実施しています。

対象は、生命科学専攻(生命融合科学コース)またはソフトマター専攻に所属する、「MC-DC一貫短縮修了コース(※)」の学生、及び博士課程への進学を希望する優秀な学生です。学生の研究能力向上のため、学会参加などへの支援を行います。
(※)優秀な学生を対象に、標準修業年限(修士課程2年、博士後期課程3年)を短縮(修士課程1-1.5年、博士後期課程2-2.5年)しての博士学位の取得を目指すコース

 

支援を受けた学生によるレポートを紹介します。

学会発表から得られた学び

私はスキルアップ支援を活用して、第60回ペプチド討論会に参加しました。

第60回ということで、様々な先生方の貴重なご講演を聞くことができました。

私は抗菌ペプチドの研究を行っており、遺伝子組換え発現でペプチドを作製し、活性や構造を調べています。学会ではポスター発表を行い、これまでの研究成果を報告するともに、様々な分野の方とディスカッションすることができました。また、ほかの参加者の発表を通して、異なる分野の研究について理解が深まっただけでなく、自身の研究に対する良い刺激にもなりました。

琵琶湖のすぐそばの会場で学会が行われました。

学会では、自分の研究内容を知らない人に対して説明することになります。私自身、最初はうまく説明できないこともありますが、説明を繰り返していくうちに改善点が見つかり、相手に理解してもらえるようになります。学会発表を通して、伝わりやすいプレゼンの方法を身に付けられるのではないかと思います。もちろん、自分が発表を行わない場合でも、ほかの人の発表から学ぶこともできると思います。

学会に参加することはハードルが高いと感じることもあるかもしれませんが、学会でしか得られないこともたくさんあると思います。スキルアップ支援を活用して積極的に学会に参加するとよいと思います。

抗菌活性測定に使用する細菌の準備