細胞の硬さも分かる細胞ダイナミクス科学研究室が見学会を開催

理学部生物科学科(高分子機能学)では、本学1年生向けの研究室見学会を行っています。
2023年1月27日(金)は、細胞ダイナミクス科学研究室で見学会が開催されました。3名の1年生が参加し、石原 誠一郎 助教(先端生命科学研究院)が研究室を案内しました。

実験室を案内する石原助教

細胞ダイナミクス科学研究室では、生体内に近い環境を実験室で再現し、そこで細胞を育てて観察しています。特に、細胞を取り囲む環境が変化(硬さが変わるなど)すると、細胞にどのような影響があるかを調べています。がん細胞についての研究も、大きなテーマの一つです。

研究室には、細胞を観察するための顕微鏡が揃っています。細胞の動きを自動撮影する顕微鏡、3次元的に撮影できる顕微鏡、細胞を針で押して硬さを調べる顕微鏡などがあります。見学中には、実際のがん細胞を顕微鏡で見られる場面もありました。

細胞の運動を観察するための顕微鏡。複数点を数分おきに自動撮影できる、研究室自慢の一台。
がん細胞の顕微鏡映像をモニターで観察

見学後に設けられた質問タイムでは、「細胞同士が合体することはあるのか?」、「情報伝達物質に興味があるが、どこの学科に進学すればいいか?」など多くの質問が寄せられ、石原助教が一つ一つ丁寧に答えていました。