トレーニング強くなるゲルを開発!外部から栄養”を取り込み,力学負荷で強く大きく成長する高分子材料

北海道大学大学院先端生命科学研究院・国際連携研究教育局・創成研究機構化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の龔(グン) 剣萍(チェンピン)教授・中島 祐助教,同大学院生命科学院博士後期課程・日本学術振興会特別研究員(DC2)の松田昂大氏らは,あたかも筋力トレーニングで成長する筋肉のように,力学負荷によって強度,重量などが大きく成長するハイドロゲルを開発しました。本ゲルは,まるで生物のように外部から“栄養”を取り込み,外部刺激に応じて自身のサイズ・構造・機能などを成長させる画期的な材料であり,頻繁に力を受ける部位が自発的に強くなる長寿命材料の創製などにつながると期待されます。
なお,本研究成果は, 2019年2月1日発行の米国科学雑誌「Science」に掲載されました。

北海道大学プレスリリース(研究発表)  https://www.hokudai.ac.jp/news/190201_pr1.pdf
研究室関連ページ http://altair.sci.hokudai.ac.jp/g2/selfgrowing.html
YouTube https://youtu.be/exPVXU_VnaU

【研究論文】
論文名:Mechanoresponsive self-growing hydrogels inspired by muscle training
雑誌名:Science
DOI:10.1126/science.aau9533
報道解禁日時:米国東部時間2019年1月31日(木)午後2時

(関連記事)
朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASM1Y42CFM1YULBJ003.html 
NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20190201/7000007512.html

(関連機関)
国際連携研究教育局 GI-CoRE https://gi-core.oia.hokudai.ac.jp/gss/
創成研究機構WPI-ICReDD https://www.icredd.hokudai.ac.jp