北海道大学創成研究機構化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)・大学院先端生命科学研究院・国際連携研究教育局の龔 剣萍(グン チェンピン)教授らの研究グループは,人間の脳に類似した動的な記憶・忘却機能を備えた素子を,脳と同様のソフトマターであるハイドロゲルによって構築しました。
ポイント
- 制御された記憶・忘却機能を備えた,脳に類似した動的ハイドロゲル記憶素子の構築に成功。
- この記憶素子は,重要でない情報を自発的に選別し,忘れることが出来る。
- ソフトマターによる新しい非平衡インテリジェントデバイスとして期待。
本研究成果は,2020年7月27日(月)公開のProceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)誌に掲載されました。
https://www.hokudai.ac.jp/news/2020/07/post-703.html
https://www.pnas.org/content/early/2020/07/23/2006842117