スタッフ

印出井 努准教授 (INDEI Tsutomu)

研究室
ソフト&ウェットマター研究室 (兼務)
ソフトマター国際連携ユニット
研究テーマ
大変形下における高分子ネットワークの分子理論/ソフトマターのマイクロレオロジー/高分子レオロジーの分子理論
研究キーワード

高分子、ソフトマター、ゲル、レオロジー、力学物性、理論、分子モデル、統計力学、輸送現象、ダブルネットワークゲル、マイクロレオロジー、ゴム弾性、粘弾性、会合性高分子、物理ゲル、ゲル化

研究内容

近年、力学的な機能に優れ、大変形する高分子ゲルが開発されてきています。例として、ダブルネットワークゲルが挙げられます。私は大変形下における高分子ネットワークの分子論を構築し、理論的な観点からその力学物性を研究しています。通常、ゴム弾性理論や分子シミュレーションでは、おもに統計力学的な手法を使って、ミクロな高分子にはたらく相互作用から、マクロな高分子ゲルの応力を算出します。しかし私たちは、最近の実験にもとづき、大変形下では逆に、ゲルの応力特性から、ゲルを構成する一本一本のミクロな鎖の張力特性を抽出できるのではないか、と考えています。私は、この方法の理論と、それに基づく実験解析法の構築・検証に取り組んでいます。この研究は、大変形下における高分子網目の構造や応力に関する理解を深めるだけでなく、材料設計に指針を与えると考えています。また私は、高分子系ソフトマターのレオロジーや力学物性に関する理論、分子モデルの構築、現象論モデルの構築、実験解析を行っています。粘弾性体のレオロジーとマイクロ粒子の拡散を結びつける、マイクロレオロジーの研究にも取り組んでいます。

担当学部・大学院

  • 理学部担当:
  • 大学院生命科学院担当:

メッセージ

現代の科学技術は今までに増して進歩が速いですが、基礎研究が重要なことに変わりありません。私たちの研究室では、基礎的なことから応用まで幅広い研究テーマを扱っています。私自身は、基礎に重きを置いて理論的な研究を行っています。

代表的な研究業績

Microrheological study of physical gelation in living polymeric networks; T. Narita, T. Indei; Macromolecules, vol.49, pp.4634-4646 (2016).

Competing effects of particle and medium inertia on particle diffusion in viscoelastic materials, and their ramifications for passive microrheology; T. Indei, J. D. Schieber, A. Cordoba; Phys. Rev. E, vol.85, p.041504: 1-18 (2012).

Treating inertia in passive microbead rheology; T. Indei, J. D. Schieber, A. Cordoba, E. Pilyugina;
Phys. Rev. E, vol.85, p.021504: 1-18 (2012).

Determination of viscoelastic properties by analysis of probe particle motion in molecular simulations; M. Karim, S. C. Kohale, T. Indei, J. D. Schieber, R. Khare; Phys. Rev. E, vol.86, p.051501: 1-6 (2012).

Linear viscoelastic properties of transient networks formed by associating polymers with multiple stickers; T. Indei, J. Takimoto; J. Chem. Phys., vol.133, p.194902: 1-13 (2010).

備考

<オフィスアワー>
・訪問受け入れ日時:講義期間中はいつでも
・居室:次世代棟3階
※不在の場合があるため下記メールアドレスへ事前連絡の上来室してください。
indei[at]sci.hokudai.ac.jp

所属