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新たな連携、ドイツで始動(海外渡航支援体験レポート)

先端生命科学研究院では所属の研究者(教員、博士研究員、博士後期課程学生)に対し、海外でセミナーを実施する等、国際的なネットワークを形成するための海外渡航費支援を行っています。

支援を受けた研究者のレポートを紹介します。

新たな連携、ドイツで始動

Mahadeva Swamy M. M.
先端生命科学研究院 助教
ドイツ・ドレスデン国立腫瘍疾患センター
2025年2月28日~3月10日

ドイツ・ドレスデン国立腫瘍疾患センターのOliver Bruns教授のもとに行ってきました。私が実施したセミナータイトルは「乳がんの深部組織分子イメージングのためのSWIR(短波赤外)有機蛍光プローブの合成」です。蛍光イメージングの進化、現在の状況、臨床応用可能な蛍光プローブの合成、蛍光ガイドによる腫瘍イメージングについて発表しました。

セミナーの様子

Oliver Bruns教授の研究室には、これまで未開拓の波長領域における蛍光イメージング用にカスタマイズされた最先端の撮像技術が備わっています。私と門出健次教授は、長期的な共同研究を確立するためにオリバー教授およびそのチームと複数回の打合せを行いました。初期の取り組みとして、我々の研究室で開発した蛍光プローブを臨床応用の可能性を評価するために提供しました。

グループメンバーとの実験中

オンラインミーティングと今回の訪問を経て、我々の研究室とOliver教授の研究室の間で長期的な共同研究が正式に始まりました。この連携は、学生交流など相互に有益なものになると期待されます。第一歩として、本研究室(化学生物学研究室)の博士課程学生であるAravind Kanda Swamyさんが6月にオリバー教授の研究室を訪問する予定です。私たちの共同研究は、乳がんの早期診断に向けた安全で痛みのない方法の開発を目指しています。

蛍光ガイドによる乳がん診断は、近い将来マンモグラフィーに代わる安全かつ痛みのない手段として医療の質の向上に大きく寄与する可能性があります。

集合写真

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2025-05-16

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