細胞分子機能科学研究室
- 研究テーマ
- タンパク質凝集による細胞機能制御機構解明/タンパク質恒常性(プロテオスタシス)の機構解明/分光イメージング法を用いた生体分子機能解析
- 研究キーワード
タンパク質恒常性、プロテオスタシス、タンパク質フォールディングと細胞内品質管理機構、分子シャペロン、タンパク質凝集、神経変性疾患、ALS、線虫、細胞生物学、生物物理学、生体分子間相互作用解析、蛋白質科学、蛍光相関分光法
スタッフ
研究・教育内容
研究内容:
生きた細胞内で活動する機能性分子は,それぞれダイナミックに動的な相互作用を行いながら,細胞内を拡散したり,あるいは集積することで機能している。このような生体分子のミクロな動きからマクロな細胞機能に至る関係性を明らかにするために,ライブセルイメージングや単一分子蛍光相関分光法 (FCS),などをはじめとする光計測技術を用いた生命機能解析を分子レベルで遂行する.具体的な生物学的問題点としては,筋萎縮性側索硬化症 (ALS)や緑内障などの神経変性疾患に関連したタンパク質凝集体による神経細胞死の原因究明,非膜性オルガネラ・集積体が担う細胞保護的役割の解明研究を推進する.培養細胞に加えて線虫の表現型・寿命解析も行っている.
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各科目の活用度
担当学部・大学院
- 学部担当:
理学部,生物科学科(高分子機能学),基幹講座 - 大学院担当:
大学院生命科学院,生命科学専攻,生命融合科学コース,細胞機能科学
お問合せ
- 研究室所在地
- 〒001-0021
札幌市北区北21条西11丁目
北海道大学北キャンパス総合研究棟2号館(次世代物質生命科学研究棟)6階Ⅱ期棟 - 電話番号
- 011-706-9006
- Fax番号
- 011-706-9045
- akita*sci.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えて入力ください)
代表的な研究業績
Kitamura A., Oasa S., Kawaguchi H., Osaka M., Vukojević V., Kinjo M., Increased intracellular crowding during hyperosmotic stress., Scientific Reports, 13, 11834, 2023
Hamada Y., Kitamura A., Light-induced condensates show accumulation-prone and less dynamic properties in the nucleus compared to the cytoplasm., Spectrosc. J., 1(2), 65-71, 2023
Kitamura A., Tornmalm J., Demirbay B., Piguet J., Kinjo M., Widengren J., Trans-cis isomerization kinetics of cyanine dyes reports on the folding states of exogeneous RNA G-quadruplexes in live cells., Nucleic Acids Research, 51(5), 21, 2023
Kitamura A., Yuno S., Kawamura R., Kinjo M., Intracellular conformation of amyotrophic lateral sclerosis-causative TDP-43., International Journal of Molecular Sciences, 24(6), 551322, 2023
Fujimoto A., Lyu Y., Kinjo M., Kitamura A., Interaction between spike protein of SARS-CoV-2 and human virus receptor ACE2 using two-color fluorescence cross-correlation spectroscopy., Applied Sciences, 11, 10697, 2021