スタッフ

藤原 幸一教授 (FUJIWARA Koichi)

研究室
生体データサイエンス研究室
研究テーマ
データと数理を活用した新たな医療の創成
研究キーワード

機械学習・生体信号処理・医療AI・神経科学・精神医学・睡眠医学・小児科学・麻酔科学・獣医学・ヒューマンマシンインタフェース

研究内容

我々の研究室では機械学習をベースとして,特にスモールデータを解析するための方法論の確立や,新たな機械学習アルゴリズム,数理モデル開発も実施しています.さらに,てんかんや睡眠障害、循環器疾患などの疾患を対象に,多くの病院、研究機関と連携して臨床データを収集した臨床データを,スモールデータ解析技術を用いて解析することで,新たな医療機器・医療AIの開発,病態の解明などを目指しています.具体的には,脳外科,精神科,小児科,麻酔科学,獣医学分野を中心として多様な分野の医療者と共同研究を進めています.さらに,オールジャパンでの医療機器開発の実現を目指して,学会やAMED,国際標準化活動を通じて,工学・情報系の研究者と臨床現場や産業界とを結びつける活動を推進しています.

担当学部・大学院

メッセージ

巷にはAIやビッグデータの話題があふれていますが、我々が挑んでいるのはその逆――スモールデータの世界です.
それは、たとえば脳波や生体信号など簡単には集められない、でも医学にとって本質的に重要な臨床データであり,専門医の知見や現場のノウハウといった “暗黙知” がものをいう奥深くて未開拓な領域です.

我々の研究室では,てんかん,睡眠障害,脳卒中,小児難病などの疾患を対象に、道内から沖縄まで全国の病院と連携してデータを集め,解析し,実践的なAIや医療機器の開発に取り組んでいます.さらに新たな数理モデル,機械学習技術の開発も行い,臨床医学とデータサイエンスの両面から医療の未来に貢献しています.

私たちの目標は,ビッグデータではなく,エキスパートの経験と知識で勝負する人工知能研究です.ここには、まだ誰も切り拓いていない “ブルーオーシャン” が広がっています.「未来の医療貢献するデータサイエンス技術を、自らの手で生み出したい」というの挑戦を心から歓迎します.

代表的な研究業績

北大研究者総覧参照

備考

<オフィスアワー>
・訪問受け入れ日時:事前にメールで連絡してください.
・居室:北キャンパス総合研究5号館 05-106-2室
※不在の場合があるため下記メールアドレスへ事前連絡の上来室してください。
fujiwara.koichi[at]es.hokudai.ac.jp

所属