高温で瞬時に2,000倍硬くなる高分子ゲルを開発

北海道大学大学院先端生命科学研究院の野々山貴行特任助教,龔 剣萍教授らの研究グループは,高温で瞬時に約2,000倍硬くなる新規高分子ハイドロゲルを開発しました。

ポイント

  • 加熱すると瞬時に2,000倍近く硬さがジャンプする高分子ゲルを開発。
  • 一般的な高分子の性質とは逆の,低温で柔らかいゴム状態,高温で硬いガラス状態を示す。
  • 温度に応答して硬くなるスマートプロテクター等の応用に期待。

論文情報:

論文名:Instant  thermal  switching  from  soft  hydrogel  to  rigid  plastics  inspired  by  thermophile proteins(好熱菌タンパク質に触発された柔らかいハイドロゲルから硬いプラスチックへの即時熱スイッチング)

著者名:野々山貴行1,2,李永祐3,太田玖美3,藤岡慶伍3,洪偉2,4,5,龔剣萍1,2,61北大先端生命科学研究院,2北大GSS GI-CoRE,3北大生命科学院,4南方科技大学,5アイオワ州立大学,6北大WPI-ICReDD)

雑誌名:Advanced Materials(材料の専門誌)

DOI:10.1002/adma.201905878

公表日:2019年11月18日(月)(オンライン公開)

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/adma.201905878

(オープンアクセス)

北大プレスリリース:

https://www.hokudai.ac.jp/news/2019/11/2000.html

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