体の内部は通常では見えません。近赤外線を使った静脈認証による個人識別は、既に実用化されていいます。今回、より波長の長い、短波赤外領域のインドシアニングリーン色素の合成に初めて成功しました。本色素を使うと、より深い体の内部を、より鮮明に見ることができます。マウスを用いた実験で、生きたままの状態で、がん細胞を見ることに成功しています。本研究は理化学研究所神隆チームとの共同研究です。
(先端生命科学研究院 教授 門出健次、助教 村井勇太)
この研究成果は以下のSDGsに関連します。
3.すべての人に健康と福祉を
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう