北大から世界へ! BIOMOD奮戦記

高分子機能学2年 山本 隆博

BIOMOD(Bio-molecular design competition)は、大学生がタンパク質やDNAといった細胞を構成する分子を使って、ナノサイズの新たな生体分子ロボットの設計・作製を競う世界大会です。BIOMODでは、制作物を紹介するWiki(Webページ)、Youtube(動画)、そして、大会当日のプレゼンテーションが評価の対象になります。これらは全て英語で行います。

(2014年のTeam HOKUDAIのWikiページ)
http://openwetware.org/wiki/Biomod/2014/Hokudai

世界大会当日はハーバード大学(アメリカ)に、世界各国の大学の学部学生で構成されるチームが集まります。Jamboree(お祭り)と呼ばれるように、各チームの発表は仮装なども凝らされています。

ハーバード大学正門にて

2014年大会で我々Team Hokudaiは、9月に開催された国内大会では3位、そしてハーバード大学で行なわれた世界大会では銀賞を受賞しました。Team Hokudaiは、創設から日が浅くメンバーも低学年中心でしたが、多くの人に助けられこの結果を残すことができました。しかしながら、大会を経験して、自分の英語力、特に正確に聞き取って話す力がまだ足りないと痛感しています。

表彰式にて。銀賞を受賞しました。

本大会には世界中から自分と同じような分野を志す学生が集まっています。その中で、自らの研究を発表するだけではなく、さまざまな背景、視野をもった学生と意見を交わすことこそがこの大会の醍醐味でした。そしてこれは、「国際性の涵養」という北海道大学建学の理念にかなうものだと感じています。

大会風景

BIOMODをきっかけに海外を訪れるチャンスに恵まれました。他にも語学留学や交換留学といったさまざまな可能性があるので、より多くの学生が世界に目を向け、北大から世界へ、世界から北大へと国際交流が活発に行われることを願っています。

米Columbia大学の代表チームと