世界大会iGEM刺激的な経験!

高分子機能学2年 三本 斉也

iGEMは、大腸菌の遺伝子組換えの独創性や新規性、工業利用における性能などを競う、「生物版ロボコン」とも呼ばれる国際大会です。毎年マサチューセッツ工科大学(アメリカ)で開催されます。北海道大学にはiGEMの参加を目指すチーム「iGEM HokkaidoU」があり、そのメンバーとしてiGEM GIANT JAMBOREE2014に参加しました。

自由行動でMITの生物学科棟に行ってきました

大会では、合成生物学の専門的な知識や実験技術が必要なことはもちろん、チームが制作するWeb上での経過報告、大会会場での英語でのポスター発表やプレゼンテーションなども評価の対象となります。

(2014年のiGEM HokkaidoUのWikiページ)
http://2014.igem.org/Team:HokkaidoU_Japan

2014年大会では、私たちiGEM HokkaidoUは銅メダルを獲得しました。この結果は満足できるものではありませんが、準備の段階から大会当日までに、多く経験ができました。分子生物学についての基礎知識を実験と座学の両方から得られたことは、今後、生物学を学んでいくにあたって非常に大きなものとなりました。また、他チームの発表からも刺激を受けました。英語力は自分なりに鍛えてきたと考えていましたが、世界中の学生の中ではまだ力不足と痛感しました。また、生物学の知識もまだ足りないと感じました。

Bronze prizeをもらいました

世界大会であるiGEMに参加することで、非常に大きな影響を受けました。理学部高分子機能学に進学を決定した理由は、タンパク質のデザイン、機能の向上です。iGEMの大会で受けた影響を糧に、研究に励みたいと思います。

閉会式後、「自分たちのチームでコロニーを作って!」集合写真。