「生物物理若手の 夏の学校」参加して得た貴重な経験


西川 主浩
生命融合科学コース・修士課程・1年
構造生物化学研究室

 

先端生命科学研究院・生命科学院では所属の大学院生に対する「スキルアップ支援」を実施しています。

対象は、生命科学専攻(生命融合科学コース)またはソフトマター専攻に所属する、「MC-DC一貫短縮修了コース(※)」の学生、及び博士課程への進学を希望する優秀な学生です。学生の研究能力向上のため、学会参加などへの支援を行います。
(※)優秀な学生を対象に、標準修業年限(修士課程2年、博士後期課程3年)を短縮(修士課程1-1.5年、博士後期課程2-2.5年)しての博士学位の取得を目指すコース

 

支援を受けた学生によるレポートを紹介します。

「生物物理若手の会 夏の学校」に参加して得た貴重な経験

私は,博士課程進学を考えている学生のためのスキルアップ支援を利用して,滋賀県で開催された「生物物理若手の会 夏の学校」に参加しました。全国から集まった若手研究者の皆さんと3泊4日を共にし,様々なイベントを通して交流を深めることができました。

各分野の先生によるセミナーは,様々な視点から生命現象を捉え,自分に無かった新しい考え方を与えてくれる素晴らしいものでした。またキャリアに関するお話は,研究者としての自分の将来像を考える上で非常に参考になりました。

私自身もポスター発表をさせていただき,聞いてくださった方と議論を交わし,お互いの考えを共有することができました。違う分野の研究をされている方からの意見はとても新鮮で,自分では気付けなかったことに気付くことが出来ました。

私の現在の研究分野は構造生物学です。生合成経路に関わる酵素の触媒反応に着目し,その反応機構の解明を目指して研究しています。修士から専攻を変えて生命科学院に入学したこともあり,研究は始まったばかりですが,少しでも早く良い結果が出せるように頑張ります。

この支援制度のおかげで現地の行事に参加し,数多くの出会いや学びを得ることができました。この経験はこれからの研究生活の中でも必ず活きてくると思います。

朝の琵琶湖の湖畔にて
ポスターセッションで発表する様子
PCRで増幅させたDNAを精製する様子