北海道大学に生命科学院が設置された2006年当初、生命科学専攻は3つの履修コース(生命情報分子科学コース・生命システム科学コース・生命医薬科学コース)としてスタートしました。今日の生命科学は,21世紀以降のヒトゲノムプロジェクトからの急速な進歩に見られるように,さまざまな境界領域分野の科学を駆使する融合科学に変貌しようとしています。
「生命情報分子科学コース」では、ゲノム情報を基に,生命現象を探求し,さらには利用に結びつける研究・教育から,さらなる応用能力の涵養のため,物理学・化学等他の学問分野との融合も視野に入れた生命科学領域の教育も行うため,理学院生命理学専攻がこれまで担ってきた教育領域を統合し,新たに「生命融合科学コース」を2010年に設置しました。これにより,生命機能を分子・組織レベルで理解するという基本方針に沿った教育課程を提供することとしました。物理学・化学・生物学を確固たる基盤として,生命の本質を新たな視点で追求できる研究能力を育成するとともに,生命科学に関する広汎で深い知識をもち,社会の幅広い分野で活躍できる人材の育成を目指した教育を行ってまいります。
3つのポリシー
3つのポリシー (アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)