スタッフ

津田 栄客員教授 (TSUDA Sakae)

研究室
分子適応科学研究室
研究テーマ
低温機能性蛋白質の分子機能解明と応用
研究キーワード

不凍蛋白質、氷核蛋白質、核磁気共鳴、多次元パルスNMR、X線結晶構造、氷結晶成長抑制、熱ヒステリシス、蛋白質相互作用、細胞膜相互作用

研究内容

核磁気共鳴法(NMR法)とX線結晶構造解析法の併用による「蛋白質、酵素の構造機能解析・制御・利用技術」に関する研究を行っています。 現在は、研究室の独自探索により発見された不凍蛋白質(氷結晶結合蛋白質)等の未知且つ未利用の機能性蛋白質群を新しい研究対象として、それらのアミノ酸配列や遺伝子配列の解析、 生化学・物理化学的性質の解明、そして構造機能相関の解明を行っています。得られた成果を基に蛋白質の安全性、安定性、反応性、環境保護効果などを検討し、 様々な生活と産業の分野において、機能性蛋白質の応用を実現したいと考えています。

担当学部・大学院

  • 理学部担当:
    なし
  • 大学院生命科学院担当:
    生命科学専攻,生命融合科学コース,(連携分野)分子適応科学

メッセージ

私たちの研究室は、平成7年(1995年)に北海道大学大学院理学研究科学生の受け入れを開始し、平成15年(2003年)に北海道大学の正式な研究室(連携大学院)になりました。 平成15年以降は、理学部高分子機能学教室の4年生に加え、国内の何れかの大学を卒業した人を修士課程および博士課程の学生として受け入れています。 基礎と応用の両研究要素をバランス良く含む当研究室のオリジナル蛋白質の研究に、ぜひ一緒に取り組んでみませんか? 実験自体は決して難しくありません。 専門外の方にも楽しく取り組んで頂けるものと確信します。明るく健やかな方からの連絡をお待ちしています。

代表的な研究業績

Tsuda, S., Yamauchi, A., Khan, U.N.M,-M., Arai, T., Mahatabuddin S., Miura, A., Kondo, H.: Fish-derived antifreeze proteins and antifreeze glycoprotein exhibit a different ice binding property with increasing concentration. Biomolecules, (2020), 10, 3, 423.

Arai, T., Fukami, D., Hoshino, T., Kondo, H., and Tsuda, S.: Ice-binding proteins from the fungus Antarctomyces psychrotropicus possibly originate from two different bacteria through horizontal gene transfer. FEBS J. (2019) 286, 5, 946-962.

Azuma, N., Miyazaki, Y., Nakano, M., and Tsuda, S.: Unexpected rise of glass transition temperature of ice crystallized from antifreeze protein solution. J. Phys. Chem. Lett., 9, 4512-4515 (2018).

Mahatabuddin, S., Fukami, D., Arai,T., Nishimiya, Y., Shimizu, R., Shibazaki, C., Kondo, H., Adachi, M., and Tsuda, S.: Polypentagonal ice-like water networks emerge solely in an activity-improved variant of ice-binding protein. Proc. Natl. Acad. Sci. USA,115 (21), 5456-5461 (2018).

Mahatabuddin, S., Hanada, Y., Nishimiya, Y., Miura, A., Kondo, H., Davies, PL., and Tsuda, S. Concentration-dependent oligomerization of an alpha-helical antifreeze polypeptide makes it hyperactive. Sci. Rep. (2017), 7, 42501.

所属

  • 産業技術総合研究所 北海道センター