GSSからSMCR(ソフトマター国際連携ユニット)へ
北海道大学は、2016-2020年に国際連携研究教育局(GI-CoRE)ソフトマターグローバルステーション(GSS) の拠点を先端生命科学研究院に設置し、 北大ユニット、フランスユニット、アメリカユニットからなる国際連携研究教育活動を実施してきました。2018年には、この総長直轄のGSS研究組織がコアとなり、日本初の「ソフトマター専攻」を大学院生命科学院に設置し、専門分野の若手研究者の持続的育成を推進しています。2020年最終評価では、GSS外部評価委員会により、最高の [S] 評価となりました。
2021年度からは、GSS活動は先端生命科学研究院へ部局内在化され、次世代物質生命科学研究センター・ソフトマター国際連携ユニット(SMCR)に活動が引き継がれました。内在化後もSMCRは本学「GI-CoRE協力拠点」として、北大の『強み・特色ある研究(研究拠点等)』の活動に貢献してまいります。
SMCRの活動
令和4(2022)年度国際共同研究加速基金(国際先導研究)
研究課題名:低エントロピー高分子網目材料の設計と機能創出
研究代表者:グン 剣萍(北海道大学 先端生命科学研究院 教授)
研究の要約:北大GI-CoRE GSSソフトマターグローバルステーション研究拠点体制(2016-2020)は、2021年よりGI-CoRE協力拠点として先端生命科学研究院SMCRに内在化されました。ここで発展してきたソフトマター研究の日欧米国際研究拠点体制をベースとし、2022-2028年度に国際共同研究加速基金(国際先導研究)「低エントロピー高分子網目材料の設計と機能創出」プロジェクトを実施いたします。
本プロジェクトでは、北海道大学、米国デューク大学、欧州ESPCIパリをそれぞれ中心とし、三つの世界最先端ソフトマター研究組織(DoDyNet@欧州, LeNet@日本, MONET@米国)の相互協力のもとで、新材料概念「低エントロピー高分子網目(LeNet)」を確立し、新材料として社会に送り出します。
具体的な研究内容は3組織が得意分野を担当します。さらに本プロジェクトでは、各若手研究者の日本での研究教育に加え、海外拠点に長期滞在して現地の研究手法を学ぶことで多様な知識・手法を吸収し、ソフトマター研究を横断的に理解したトップレベルの若手研究者を日欧米組織が連携して横断的に育成します。
GI-CoRE拠点・GI-CoRE協力拠点 (2023 version)
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