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蛋白質構造とウイルスを繋げる

先端生命科学研究院・生命科学院では所属の学生に対する「スキルアップ支援」を実施しています。

対象は、「MC-DC一貫短縮修了コース1」の学生、及び、生命科学専攻(生命融合科学コース)及びソフトマター専攻の博士後期課程(DC)への進学を希望する優秀な博士前期課程学生(MC)・理学部 生物科学科(高分子機能学専修)4年生です。学生の研究能力向上のため、学会参加などへの支援を行います。

  1. 生命融合科学コースまたはソフトマター専攻に所属する優秀な学生を対象として、標準修業年限(MC 2年、DC 3年)を短縮(MC 1-1.5年、DC 2-2.5年)しての博士学位の取得を目指すコース ↩︎

支援を受けた学生によるレポートを紹介します。

蛋白質構造とウイルスを繋げる~第72回ウイルス学会学術集会~

武川 祐一郎(たけかわ ゆういちろう)
生命融合科学コース・博士前期(修士)課程・2年
構造生物化学研究室

私は狂犬病ウイルスが宿主免疫を回避する機構の解明を目指して研究を進めています。とは言っても,細胞や個体をウイルスに感染させるといった実験はしておらず,ウイルスやヒトの蛋白質の立体構造を解析する,構造解析という手法を用いています。さて,今回私はスキルアップ支援によって第72回日本ウイルス学会学術集会に参加させていただき,口頭発表を行いました。

上述のとおり,私の研究は「構造解析×ウイルス」と表すことができます。しかし,構造解析とウイルスの実態の両方を深く理解しなければ,蛋白質の立体構造をウイルスの機能と結びつけることはできません。その点で言えば私はまだまだ未熟者であり,本学会を通して様々な「構造解析×ウイルス」研究の,いわばお手本に触れることで多くの学びを得ました。また,口頭発表やその後のディスカッションではたくさんのご意見を伺うことができ,私の研究の考察がより一層深まりました。本学会で得た経験は,間違いなく今後の私の研究を加速させてくれると思います。

最後になりますが,ご支援いただきましたことに,この場をお借りして深く感謝申し上げます。

学会のパネル前で(口頭発表前で緊張してました笑)
蛋白質を精製する機械

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2025-11-19

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