先端生命科学研究院の石原 誠一郎助教が、2024年がん関連三学会Rising Starネットワーキングで優秀賞を受賞しました。
このイベントは、日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会の3つの学会が主催しています。がん治療を発展させるためには、研究から治療までをスムーズにつなげることが大切です。基礎研究と臨床研究の連携を目指し、若手研究者の交流を生み出す目的で開催されました。各学会から20名程度が選ばれて計60名が参加。口頭発表とポスター発表でそれぞれ3名に優秀賞が贈られました。
乳がんでしこりができるように、多くのがんは硬く、またがんは硬いと悪くなります。石原助教は、そのしくみの一端を明らかにして口頭発表を行いました。幅広い分野の研究者が参加していたため、専門外の人にも分かるように説明の仕方を工夫したそうです。「自分の研究が基礎の研究者の方だけでなく、臨床の研究者の方にも評価されてうれしかった。今後の治療につながる可能性のある研究だと理解していただけた。」と受賞の喜びを語りました。
- 受賞日:2024年1月28日
- 研究題目:「硬さ」に応答したがん細胞が転写因子ATF5を介して悪性化するメカニズム