産業創出部門制度は,北海道大学と民間等外部の機関が共通の課題について一定期間継続的な“組織対組織型”共同研究を実施することにより,社会的に高い付加価値を持つ産業を創出し,社会イノベーションを推進することを目的とする制度です。これまでの産業創出部門は全学組織である産学・地域協働推進機構に設置されていましたが(平成28 年3 月末時点で5 部門設置),この度の附属次世代物質生命科学研究センターの発足趣旨及び新規体制に鑑み,同センター内に,北海道大学で初めての「部局設置型」産業創出部門として,株式会社ダイセルと連携協力して「脂質機能解明研究部門」を開設します。全学組織設置型は部局横断的な融合研究開発に適していますが,この度の部局設置型は研究テーマを絞り組織構成をコンパクトにすることで,より柔軟かつ機動的な共同研究開発が可能になるなどの利点が見込まれます。
プレスリリース(2016/04/04)