湯山 耕平特任准教授 (YUYAMA Kohei)
- 研究室
- 化学生物学研究室 (兼務)
脂質機能性解明研究部門 - 研究テーマ
- 神経変性疾患におけるエクソソーム機能の研究
- 研究キーワード
細胞外小胞, エクソソーム, 細胞外空間, 脳内クリアランス機構, アミロイドßペプチド, アルツハイマー病, 神経変性疾患, ニューロン, ミクログリア, スフィンゴ脂質, セラミド
研究内容
エクソソームは様々な細胞から放出されるナノサイズの二重膜小胞で、細胞-細胞間での分子輸送を担っています。中枢神経系においてもエクソソームは、ニューロンやグリア細胞から放出され他の細胞に受けわたされていることが報告されています。私たちはこれまでに神経細胞由来エクソソームが細胞外でアルツハイマー病の原因因子であるアミロイドßペプチドを捕捉しミクログリアに輸送することでAß分解をサポートしていることを報告してきました。現在はこのエクソソームの脳内細胞外空間における不要物クリアランス機構に着目し、下のような研究を進めています。
(1) 神経変性疾患(特にアルツハイマー病)病態形成におけるエクソソーム機能の研究
(2) エクソソームを用いた神経変性疾患診断法の開発研究
(3) 機能性食品素材によるエクソソーム産生調節法の開発研究
担当学部・大学院
- 理学部担当:
- 大学院生命科学院担当:
代表的な研究業績
所属
- 大学院先端生命科学研究院,先端融合科学研究部門,化学生物学研究分野
- 附属次世代物質生命科学研究センター,産学連携ユニット 脂質機能性解明研究部門
- 次世代物質生命科学研究センター,産学連携ユニット,脂質機能性解明研究部門