山口 諒助教(先端生命科学研究院)が「新たな種はどのようにできるのか?―生物多様性の起源をもとめて―」(共立出版)を出版しました。生物多様性の最も基本的な単位である「種」について、その基準や誕生のメカニズムを解説しています。
山口助教より
「この本では、生物好きの高校生から大学生を対象に、進化の中で新種が誕生するプロセスについて紹介しています。この研究分野はダーウィンの頃から160年以上にわたって続いており、今なおたくさんのミステリーが残っている領域です。現在、地球上に見られる生物多様性の起源を理解するために、本書では意外にも数学が役立つことも解説しています。教科書ではないので、著者がどのような経緯で研究を始めたかなど、個人的なエピソードも含めましたので、ぜひ手に取ってみてください。」