山口 諒助教 (YAMAGUCHI Ryo)
- 研究室
- 数理生物学研究室
- 研究テーマ
- 進化ダイナミクスの数理モデリング
- 研究キーワード
数理生物学, 進化生物学, 生態学, 集団遺伝学, 種分化, 進化実験, 数理モデリング
研究内容
地球上に生息する生物の多様性・共通性や複雑な生命現象を理解するには、進化的な視点が欠かせません。数理モデルを用いることによりどのような進化が起きやすいか、または起きにくいかを解析することが可能です。現在、特に注力している研究テーマは以下の通りです。
(i) 野外の非モデル生物を対象としたゲノミクスと種分化理論
(ii) 遺伝子型・表現型・適応度をつなぐ適応度地形理論と進化実験解析
(iii) 進化生態学理論を応用したウイルス感染疾患動態予測
数理生物学はバイオインフォマティクス解析との融合研究により生物科学の様々な分野に広くフィットしており、進化的な観点からの解析で生命科学に貢献したいと考えています。
担当学部・大学院
- 理学部担当:
生物科学科(高分子機能学),基幹講座 - 大学院生命科学院担当:
生命科学専攻,生命融合科学コース,生命情報分子科学
代表的な研究業績
Yamaguchi, R., Wiley, B., and Otto, S.P. 2022. The phoenix hypothesis of speciation. Proceedings of the Royal Society B, 289: 20221186.
MacPherson, A., Wang, S., Yamaguchi, R., Rieseberg, L.H., and Otto, S. P. 2022. Parental population range expansion before secondary contact promotes heterosis. The American Naturalist, 200: E1-E15.
Yamaguchi, R., Iwasa, Y., and Tachiki, Y. 2021. Recurrent speciation rates on islands decline with species number. Proceedings of the Royal Society B, 288: 20210255.
Yamaguchi, R. and Otto, S.P. 2020. Insights from Fisher’s geometric model on the likelihood of speciation under different histories of environmental change. Evolution 74: 1603-1619.
Yamaguchi, R. and Iwasa, Y. 2013. First passage time to allopatric speciation. Journal of Royal Society Interface Focus 3: 20130026.
備考
<オフィスアワー>
・訪問受け入れ日時:講義期間中はいつでも
・居室:理学部2号館7階2-706室
※不在の場合があるため下記メールアドレスへ事前連絡の上来室してください。
ryamaguchi[at]sci.hokudai.ac.jp
所属
- 大学院先端生命科学研究院,先端融合科学研究部門,組織構築科学研究分野
- 次世代物質生命科学研究センター,先端基盤ユニット