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「寒さに強い細胞」をめざして ∼不凍タンパク質研究への熱い思いを学会発表∼ (スキルアップ支援レポート)

先端生命科学研究院・生命科学院では所属の学生に対する「スキルアップ支援」を実施しています。

対象は、「MC-DC一貫短縮修了コース(※)」の学生、及び、生命科学専攻(生命融合科学コース)及びソフトマター専攻の博士後期課程(DC)への進学を希望する優秀な博士前期課程学生(MC)・理学部 生物科学科(高分子機能学専修)4年生です。学生の研究能力向上のため、学会参加などへの支援を行います。

※生命融合科学コースまたはソフトマター専攻に所属する優秀な学生を対象として、標準修業年限(MC 2年、DC 3年)を短縮(MC 1-1.5年、DC 2-2.5年)しての博士学位の取得を目指すコース

支援を受けた学生によるレポートを紹介します。

「寒さに強い細胞」をめざして
 ∼不凍タンパク質研究への熱い思いを学会発表∼

前田 皓丞(まえだ こうすけ)
理学部 生物科学科(高分子機能学)・4年
蛋白質科学研究室

この度、スキルアップ支援を活用し、2025年9月24日〜26日に奈良で開催された第63回日本生物物理学会年会に参加しました。生物物理学会は、理論・計算・実験の枠を越えて、生命現象を物理的視点から探究する研究者が一堂に会する、国内最大規模の学会です。国内の学会ですが、使用言語は原則として英語で、発表や質疑応答も英語で行われました。

私は、不凍タンパク質という、生物が寒さに対抗するために働くタンパク質を対象に研究を進めています。本学会では「不凍タンパク質による細胞の低温耐性獲得メカニズム」に関する研究成果について口頭発表を行いました。また、学会前日に開催された若手研究者の交流会、生物物理学会年会前夜祭2025でもポスター発表を行い、普段接する機会の少ない、多くの研究者の方々と意見交換をすることができました。

発表準備の段階から発表当日までの過程を通じて、研究内容を体系的に整理し直すとともに、自身の研究を広く発信する貴重な機会となりました。研究をまとめ、相手に伝える過程そのものが新たな学びにもつながり、大変有意義な経験となりました。このような機会をいただいたスキルアップ支援、ならびに日頃ご指導くださる先生方に心より感謝申し上げます。

奈良公園の鹿。カメラを向けるとこちらを向いてくれました。
奈良コンベンションセンター。講演は約10の会場で同時に行われました。
ある日の実験の様子。超解像顕微鏡で細胞を観察しています。
発表後に看板と記念撮影を行いました。

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2025-10-22

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