充実した産学連携

産学連携

次世代物質生命科学研究センター (旧・次世代ポストゲノム研究センター)

本研究院では、平成18-27 (2006-2015)年に研究院附属次世代ポストゲノム研究センターを設置し、知的基盤・研究プラットフォームの形成、研究成果の社会還元、新しく発足する研究院内の研究の融合と共同体制の構築の活動方針により産学連携の促進を達成いたしました。

平成28 (2016)年度より「国内外の地域や社会の活性化及び新たな価値の創造に貢献」のため、附属次世代物質生命科学研究センターと改組し、産学連携ユニット、国際連携ユニット、先端基盤ユニットによる機動的なユニット連携機能により、北大の強化戦略へ貢献することとしました。

平成28年度の外部資金の積極的導入等による主な活動・連携

産学連携・国際連携・先端基盤

産学連携 産学連携の推進による共同研究が活発に行われており、毎年概ね120件程度の共同研究が実施されています。共同研究先は、大学のみならず企業との研究も積極的に行われており、その数は順調に増加しています。
平成23年度には日東電工株式会社の北海道研究所を先端生命科学研究院が中心となり北大へ誘致することができました。この産学連携を契機に、北大では平成26 (2014)年度より大型共同研究を発展させた新制度(COI-STREAM)を立ち上げることとなり、組織対組織の大型共同研究の受け入れ制度(産業創出講座)として北大初の産業創出部門を開設しました。平成28 (2016)年度には、この他、産業創出部門を2件受け入れています。

本学の産学連携の窓口(産学・地域協働推進機構

  • 産業創出講座等
  • 民間等との共同研究
  • 受託研究
  • 学術コンサルティング(2018.5〜)
  • 寄附金・寄附講座等
  • 兼業の依頼について(技術アドバイザー等の委嘱)

国際連携 2016年、国際連携研究教育局 (GI-CoRE)による「ソフトマターグローバルステーション」研究拠点を次世代物質生命科学研究センターに設置し、北大ユニット、フランスユニット、アメリカユニットの教員が国際的な共同研究を推進できる体制としました。ミッションは、「本学が世界をリードする高靱性ゲル研究を機能強化し、ソフトマター材料研究の世界トップ拠点に発展」、従来の限界を超える究極の高靱性ソフトマター材料を創製し、産業分野のイノベーションに貢献」、及び理・工・医・実験・理論を集結した一気貫通した研究・教育体制を実現し、ソフトマター分野に精通する横断的・国際的人材を育成」することです。

2018年からは、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)のPIとして2名がソフトマターグローバルステーションから参画することとなりました。

国際連携研究教育局 (GI-CoRE)

先端基盤 文科省は、競争的研究費の改革と連携し、第5期科学技術基本計画期間において研究設備・機器の共用体制の集中的改革を本事業で推進しています。先端生命科学研究院は、平成25-27 (2013-2015)年に引き続き、平成28 (2016)年度から先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)として、NMR共用プラットフォームを理研(代表)横浜市大, 阪大と共に連携実施しています。

先端生命科学研究院は、本学創成研究機構グローバルファシリティセンター(GFC)と連携し、平成28-30 (2016-2018)年度に先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)も推進しています。先端生命科学研究院では、ソフトマターグローバルステーションの先端研究基盤を集中的に環境整備するため、ソフトマター機器共用ユニット(SMOU)を形成するとともに、部局全体の先端基盤の整備・共用化を積極的に推進しています。