理学部 生物科学科(高分子機能学)4年の法邑 快(ほうむら かい)さんは、北大の交換留学制度を利用して、2025年1月から5月までフィンランド・エスポーへ留学しました。
法邑さんのレポートを紹介します。
森と湖の国で学んだこと ~フィンランド交換留学~

法邑 快(ほうむら かい)
理学部 生物科学科(高分子機能学)・3~4年生(当時)
留学先:フィンランド、エスポー
2025年1月2日~6月8日
留学を考えたのは2年の夏頃だったと思います。留学に心惹かれたのは、『国内にいては決して出会わなかっただろう人たちに出会うことができる』ことを魅力的に感じたからです。外国人として生活し、新しいモノ・コトに触れるという経験にワクワクしていました。
留学先をフィンランドにしたのは、昔から北欧に興味があったからです。大学は授業内容をもとに選びました。親切な人が多く、安全で、自然の中でゆったりとした生活ができる、素敵な環境でした。

北大と比べて、アアルト大学の履修システムはとても柔軟でした。一つの授業コマに複数の授業を履修できたり、学部生も修士以上の授業を履修することが可能であったり、開講期間内ならばいつでも履修取り消し可能であったりします。 学期初めにたくさん授業を詰め込んで、合わない授業はどんどん取り消ししていったのを覚えています。
また、授業内容についても多岐にわたっていました。授業や演習に関するレポートの提出から、ディスカッションに向けて論文・総説を読むことなどです。授業進度に関しては日本とあまり変わらないと感じましたが、手や頭を動かして課題に取り組むことで、頭での理解以上に、応用を考える・人に発信する、など使える技能として身についたと感じます。また、すべての課題について点数開示、フィードバックがあることでモチベーションを保ち、軌道修正しながら学ぶことができました。
授業課題として、キッチンでプラスチックを作ったのは印象深く覚えています。友人とスーパーで材料を揃え、反応を考え、録画・編集したのは、これまでにない新鮮な経験でした。 掃除が大変だったのもいい思い出です。

また、学科の友達とコテージキャンプに行ったことも印象に残っています。ヘルシンキから車で東に4時間半、Koliという場所にある湖岸沿いのコテージに泊まりにいきました。みんなで料理の準備をしたり、湖でボートを漕いだり、BBQしたり、サウナを楽しんだり、音楽番組で盛り上がったり、故郷の料理を振る舞いあったりしました。波ひとつない湖面に反射する日の出は人生で一番綺麗でした。

留学を目指している方へ
大学の選択、英語のスコア獲得、奨学金の申請、、、準備は楽じゃないですが、それも含めて良いトレーニングになったと感じています。留学にはその苦労以上の価値があると思います。長期間・外国の大学生として生活するなんて今しかできない経験です。留学応援しています!