北海道大学オープンキャンパス2025・高校生限定プログラム(高分子機能学)

※このイベントの申込受付は終了いたしました※

【高校生対象】生命科学の実験を体験しよう!!

北海道大学オープンキャンパス2025において、理学部生物科学科(高分子機能学専修)では6つの研究室で実験体験プログラムを開催します。ぜひご参加ください!

【開催日時】2025年8月4日(月)9:00~16:00
【開催場所】北海道大学 理学部2号館&次世代物質生命科学研究棟
【募集対象】高校生 32名(事前申込、抽選)

1)「生体分子のカタチ」を 調べてみよう! ~化学で!バイオで!創薬で!大活躍のNMR装置を体験!

DNAやタンパク質といった「生体分子」は、炭素や酸素、水素といった単純な原子の組合せから出来ています。私たちヒトをはじめとしたすべての生物の体内では、これらの分子が複雑な生命現象のすべてを担っています。これらの生体分子がはたらく複雑な仕組みを理解するためには、「分子の構造(=カタチ)」について知ることが重要です。

この「分子の構造」を調べるために、私たち科学者が有機化学や生物学の分野で用いるのが「核磁気共鳴(NMR)装置」と呼ばれる、強力な超伝導磁石を使った実験装置です。当日は、実際の研究現場で使われている数千万円~数億円もする核磁気共鳴装置を、特別に自分自身で実際に操作して、「分子の構造」を調べる実験を体験してもらいます!

担当:相沢 智康 教授新井 達也 助教蛋白質科学研究室
定員:6名

2)生体組織に近い材料「ゲル」を作って触れよう

内視鏡手術用接着剤や人工軟骨代替材料として応用が期待されているゲルを作成して、将来の医療技術を先取りしてみましょう。

担当:安井 知己 助教転成ソフトマター研究室
定員:4名

)世界最小の分子機械:タンパク質分子が働く様子を観察しよう! 

皆さんが運動したり、物を見たりできるのは、体の中で様々なタンパク質分子が働いているからです。タンパク質は、体の中で勝手に出来上がるのですが、ひとたび完成した後は、高性能な分子機械として働き始めます。本実習では、私達が研究している「光に反応するタンパク質」を大腸菌に作らせて、機械のように働く様子を観察して貰います。タンパク質の魅力を実感しましょう。

担当:菊川 峰志 准教授塚本 卓 助教光生物学研究室
定員:6名

)がんの悪さを直接見てみよう! 

がんは、現在日本をはじめ世界各国で死因の一位となっている病気です。そのため、がんの研究は世界中で盛んにおこなわれています。がんの原因となるものは「がん細胞」であるため、がん細胞の性質を調べることががん研究にとって非常に重要です。このプログラムでは、がん細胞の性質、特に「悪さ」を直接見てもらいます。がん研究の最先端をぜひ体験してください。

担当:石原 誠一郎 助教細胞ダイナミクス科学研究室
定員:6名

5)体験☆負けるな小腸・がんばれ免疫!

小腸のパネト細胞 (Paneth cell)は、バイ菌がやってくるとαディフェンシンを分泌して自然免疫の作用ですばやく殺菌して私たちを病気から守っています。

このプログラムでは、パネト細胞の顆粒にあるαディフェンシンを蛍光免疫染色して、共焦点レーザー顕微鏡という高解像度で細胞や組織の構造や分子の局在を見ることのできる高性能な顕微鏡で詳しく観察します。さらに、生きているパネト細胞が実際に顆粒を分泌する様子を観察します。

実験を通して、からだの中で働いている「免疫」を体験してみましょう。

担当:横井 友樹 助教自然免疫研究室
定員:6名

6)O157を見てみよう「グリコタイピング」

みなさんは「O157」といわれると何を想像しますか。恐らく腸管出血性大腸菌O157を想像すると思います。

この実験では「質量分析」という技術を使ってO157という分子を見分ける方法「グリコタイピング」を体験してもらいます。

オートクレーブ(滅菌)後の菌株を使うため安全な実験です。化学物質過敏症の方はご遠慮ください。

担当:比能 洋 教授横井 康広 助教先端生体制御科学研究室
定員:4名

申込方法(抽選方式)

参加には、3ステップの事前申込が必要です。

  1. 【ステップ①】マイページ作成:6月13日(金)16:00~ 
    北海道大学 オープンキャンパス(学部等プログラム) 申込ページのエントリーフォームで氏名等の個人情報を登録します。
  2. 【ステップ②】プログラム申込:6月22日(日)10:00~
    マイページを作成された方のみ、プログラムへの申し込みができます。
  3. 【ステップ③】実習希望順調査:6月22日(日)10:00~【締切】7月7日(月)23:59
    実習希望順調査フォームから希望する実習について入力してください。
抽選後の手続き方法

【抽選結果発表日】:7月11日(金)

  • 抽選結果はメールでお知らせします。
  • 当選された方は、実習への参加意思(参加する/キャンセル)を*担当事務へメールでお知らせください。メールをお送りいただくことで、[当選後手続きが完了]いたします。

*担当事務:北海道大学 理学部生物科学科(高分子機能学)
                E-Mail:polyjimu@sci.hokudai.ac.jp TEL:011-706-2747