こちらのイベントの申し込みは締め切りました。
高校生の皆さん、実験を体験いただけるイベントが今年も開催です。理学部生物科学科(高分子機能学専修)では、8テーマの体験コースを提供します。奮ってご参加ください!
1)北海道大学オープンキャンパスは、事前申込が必要です。
北海道大学 オープンキャンパス2023 申込ページ から事前申込を行ってください。
2)北大オープンキャンパスへ事前申込をされた方は、2023年6月25日(日)9:00から
各プログラムへ申込いただけます。
開催されるプログラムは、こちらでご確認ください。
理学部生物科学科(高分子機能学専修)では、抽選方式で受付、後日当選結果のご案内となります。
高校生限定プログラム(高分子機能学)
日時 | 2023年8月7日(月)9:00 – 16:00 |
開催場所 | 北海道大学 理学部2号館&次世代物質生命科学研究棟 |
募集対象 | 高校生 41名 |
問合せ先 | polyjimu(アットマーク)sci.hokudai.ac.jp |
[理23] O157という「糖鎖」を見てみよう(MALDIグリコタイピング)(定員8名)
講師:比能 洋 教授
北大発の新しい糖鎖解析技術「MALDIグリコタイピング」を使っていろいろな糖鎖の構造を見てみよう。O157とは何か?卵白の糖鎖を見るまでに何分かかる?そもそも糖鎖って何?
[理24] 逆空間でナノメートルの構造を見てみよう(定員3名)
講師:李 响 准教授
目に見えない粒子の運動を光散乱で計測します。
[理25] 体験☆負けるな小腸・がんばれ免疫!(定員6名)
講師:横井 友樹 特任助教
小腸のパネト細胞 (Paneth cell)は、バイ菌がやってくるとαディフェンシンを分泌して自然免疫の作用ですばやく殺菌します。実験を通して、からだの中で働いている「免疫」を体験しよう。
①免疫の現場、小腸の組織を見てみよう!
②免疫の瞬間、αディフェンシンが細菌を秒殺するのを目撃しよう!
③免疫のエース、パネト細胞の顆粒を光らせてみよう!小腸を色素で染色、位相差顕微鏡で観察し、さらに、パネト細胞の顆粒にあるαディフェンシンを蛍光免疫染色して、共焦点レーザー顕微鏡で詳しく観察します。
[理26] がんの悪さを直接見てみよう!(定員6名)
講師:石原 誠一郎 助教
がんは、現在日本をはじめ世界各国で死因の一位となっている病気です。そのため、がんの研究は世界中で盛んにおこなわれています。がんの原因となるものは「がん細胞」であるため、がん細胞の性質を調べることががん研究にとって非常に重要です。このプログラムでは、がん細胞の性質、特に「悪さ」を直接見てもらいます。がん研究の最先端をぜひ体験してください。
[理27] 「生体分子のカタチ」を調べてみよう!~化学で!バイオで!創薬で!大活躍のNMR装置を体験!(定員6名)
講師:相沢 智康 教授
DNAやタンパク質といった「生体分子」は、炭素、酸素や水素といった単純な原子の組合せから出来ています。私たちヒトをはじめとしたすべての生物の体内では、これらの分子が複雑な生命現象のすべてを担っています。しかし、これらの生体分子がはたらく複雑な仕組みを理解するために必要な「分子の構造(=かたち)」については、顕微鏡でも観察することは困難です。
そこで、この「分子の構造」を調べるために、私たち科学者が有機化学や構造生物学の分野で用いるのが「核磁気共鳴(NMR)装置」と呼ばれる、強力な超伝導磁石の力を使った実験装置です。当日は、実際の研究に使われている核磁気共鳴装置を、特別に自分自身で実際に操作して、分子の構造を調べる実験を体験します!
[理28] 人工甘味料アスパルテーム合成(ペプチドカップリング)(定員4名)
講師:谷口 透 講師
私たちの体を構成している核酸・タンパク質・糖鎖・脂質などの生体分子には利き手が存在し、鏡に映った関係にある鏡像異性体(光学異性体)が存在します。分子の利き手は分子の味や匂い、あるいは薬剤の効能に左右するため、私たちの身の回りにある分子の利き手を理解することは食品科学や創薬研究に欠かせません。利き手を制御しつつ、思いのままの分子を作る技術が有機合成です。今回のプログラムでは、この有機合成を体験し、分子の利き手をより身近に感じていただけたらと思います。
[理29] DNA鑑定をしてみよう(定員4名)
講師:尾瀬 農之 教授
DNAパターンから、その場所にいた人を特定するゲーム感覚の実習です。
[理30] 危ない細胞を狙い撃ち!(定員4名)
講師:上原 亮太 准教授
細胞分裂に失敗して異常になった細胞は、がんなどの疾病を引き起こす原因を作ります。このような細胞に特有の性質を調べ、その性質を利用することで選択的な攻撃を可能にすることを目指した研究を行っています。研究の一端を体験してください。